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インターネット回線の速度を改善する方法を調べるとさまざまなものがありますが、本当に効果がある対策だけを精査するのは大変です。
そこで本記事では本当に効果がある回線速度を向上させるための対策をご紹介いたします。
簡単にできる回線速度を上げる方法5選
まずは自宅で簡単にできる回線速度の改善方法を紹介していきます。
とはいえ、簡単にできるだけあって、劇的な改善は期待できません。こちらの方法は「回線本来のスペックを引き出す」ために行うような手法です。
そのため、これら改善方法を試してから再度スピードテストを行ってみて、それでも遅いようでしたらインターネット回線の乗り換えも視野に入れてみてください。
1.ルーターなど通信機器の再起動
まず、ルーターやONU(モデム)などを再起動してみましょう。
特に現在利用している端末が精密機器(PC、PS5など)の場合は、長時間起動しておくと本体やルーターに不具合が生じていることもあります。
基本的にPCやスマホなどの場合は本体が原因の可能性は低いですが、念のためまとめて電源を切ってきましょう。
電源を切ってから30秒ほど放置し、起動してみると改善されていることもあります。
2.Wi-Fi接続している場合はLANケーブルで有線接続する
どうしても無線接続では間に障害物が入ることも多く、回線が安定しにくいです。
そこで、WiFi接続している方はLANケーブルで有線接続することをおすすめします。
LANケーブルの規格は「cat6a」を利用しましょう。
また、LANケーブルは一部が脱線していても利用できることがあり、その場合は速度だけが遅くなるので、故障に気づきにくいのです。
LANケーブルを利用していて、速度が遅くなってきたという方は、LANケーブルを新しくしてみましょう。
3.Wi-Fiを使う場合は5GHz帯やWi-Fi 6を使用する
WiFiを使う場合は、5GHz帯やWi-Fi 6を使用するようにしましょう。
周波数には2.4GHz帯と5GHz帯があり、2.4GHz帯は電子レンジなどの他の製品でも利用できるので影響を受けやすく、安定しません。
一方で5GHz帯はWiFiしか利用できない周波数ですので、安定しやすいのです。
また、Wi-Fi 6に対応している機器の場合は専用のルーターを購入するのも選択肢の一つです。
4.通信している機器やソフト・アプリの数をなるべく減らす
すでに試したことがある方も多いかもしれませんが、同時に通信する機器やソフト・アプリが多かったりすると、通信速度が低下することがあります。
もしこれまで試したことが無いという方は、一度接続している機器やソフト・アプリの数を減らしてみましょう。
5.部屋が広い場合は中継機を使用する
一人暮らしや、2部屋程度ならば2つのルーターで問題ありませんが、2〜3階建てのご家庭の場合は、10,000円以上のスペックが高いルーターを購入するか、WiFiが弱い部屋には中継機を置きましょう。
特に角部屋などは電話が届きにくいですが、中継機を利用することでぐっと速度が上がる場合もあります。
使用しているネット回線別:速度を上げる方法
フレッツ光や光コラボ回線、ホームルーター、クラウドSIM系、ADSL・ケーブルTV回線、ケータイ回線・テザリングなどさまざまな回線がありますが、それぞれの回線において速度を上げる方法は異なります。
それぞれ紹介していくので、参考にしてみてください。
フレッツ光・光コラボの場合:IPv6 IPoE通信を利用する
PPPoE接続のドコモ光の時間帯別の平均速度情報 | |||
---|---|---|---|
時間帯 | ping | 下り | 上り |
朝 | 22.96ms | 298.73Mbps | 221.2Mbps |
昼 | 24.37ms | 228.1Mbps | 207.45Mbps |
夕方 | 30.41ms | 167.85Mbps | 186.91Mbps |
夜 | 45.31ms | 136.03Mbps | 180.39Mbps |
深夜 | 25.35ms | 286.16Mbps | 232.4Mbps |
IPoE接続のドコモ光の時間帯別の平均速度情報 | |||
---|---|---|---|
時間帯 | ping | 下り | 上り |
朝 | 20.75ms | 379.37Mbps | 245.34Mbps |
昼 | 22.67ms | 345.87Mbps | 239.23Mbps |
夕方 | 22.27ms | 324.2Mbps | 227.17Mbps |
夜 | 32.05ms | 281.98Mbps | 206.93Mbps |
深夜 | 22.72ms | 369.98Mbps | 253.92Mbps |
引用:みんなのネット回線速度「ドコモ光の通信速度レポート」より
光回線の場合、ネット通信には「PPPoE通信」と「IPoE通信」があります。
とても簡単に説明するならば、PPPoE通信よりもIPoE通信の方がスペックが高いです。
現在の通信環境が「PPPoE」だった場合は、IPoEを使う事で劇的に改善するでしょう。
ご自身の通信がどちらかは、「みんなのネット回線速度」から調べるのが早いです。みんなのネット回線速度から測定すると、IPoEとPPPoEのどちらを利用しているのか、自動で判別してくれます。
もしPPPoEを利用している場合は、回線事業者に問い合わせて、IPoEを使いたいという旨を伝えましょう。
なお、回線事業者によって「IPoE」の表現方法が異なります。「IPv6」や「IPv6 IPoE」、「IPv4 over IPv6」、「v6プラス」など様々です。2022年の現状だとほとんどの回線事業者が対応していますので、一度問い合わせしてみてください。
ホームルーターの場合:設置場所を変えてみる
平均Ping値 | 46.45ms |
---|---|
平均ダウンロード速度 | 125.87Mbps |
平均アップロード速度 | 19.77Mbps |
引用:みんなのネット回線速度「東京都のホームルーターの通信速度レポート」より
ホームルーターを使っている場合は、設置場所を変えるだけで速度が改善することもあります。
窓際に置いてみたり、別の窓際に置いてみたりと、色々と場所を変えて試してみましょう。
また、ホームルーターで使用する電波の周波数帯は建物に弱いという特性があるので、高い建物が無い窓際に置きましょう。
もしそれでも改善しない場合、ホームルーター自体の問題の可能性が高いです。最近のホームルーターはかなり速いので、もし古いサービス内容で契約しているならば、契約を更新して見るのもおすすめです。
クラウドSIM系サービスの場合:遅い場合は乗り換え推奨
平均Ping値 | 46.55ms |
---|---|
平均ダウンロード速度 | 16.63Mbps |
平均アップロード速度 | 9.59Mbps |
引用:みんなのネット回線速度「Mugen Wifi(ムゲンワイファイ)」より
クラウドSIM系サービスを利用している方で速度に満足できない場合は、乗り換えを検討した方が良いかもしれません。
クラウドSIM系のサービスはもとより、他の回線サービスと比べると全体的に速度が遅いです。
もちろん、平均値より大きく劣る数値が出ている場合は改善できますが、そもそも回線速度が速いサービスとは言えませんので、速くしたい方は乗り換えを推奨します。
ADSL・ケーブルTV回線の場合:遅い場合は乗り換え推奨
ケーブルテレビ回線 | 平均ping値:41.9ms 平均下り速度:168.2Mbps 平均上り速度:26.4Mbps |
---|---|
ADSL | 平均ping値:59.6ms 平均下り速度:12.1Mbps 平均上り速度:3.1Mbps |
引用:みんなのネット回線速度より
ADSL回線はそもそも古い固定回線なので、速くしようがありません。ADSLは順次サービスが終了していっており、フレッツADSLは2023年1月に終了します。この機会に光回線への乗り換えをおすすめします。
ケーブルテレビ回線は結構当たり外れがある回線です。快適に使える環境もあれば、極端に遅い…という事もあります。特に集合住宅のケーブルテレビ回線は遅い傾向があります。
光回線に乗り換えるのが一番手っ取り早く、根本的な解決となります。もし光回線を利用できない環境ならばホームルーターにするという手もあります。
ケータイ回線・テザリングの場合:速いサービスへ変更するか別途回線系サービスを契約する
携帯キャリア | 平均ping値:58.4ms 平均下り速度:103.5Mbps 平均上り速度:18.3Mbps |
---|---|
格安SIM | 平均ping値:77.1ms 平均下り速度:59.2Mbps 平均上り速度:12.1Mbps |
引用:みんなのネット回線速度より
ケータイ回線・テザリングを利用中で速度に不満がある場合は、速いサービスに変更するか、光回線などに乗り換えましょう。
各サービスで速度の違いが大きく、もしケータイ回線のみでネットは全て賄いたいという場合は「3大キャリア」の無制限プランが速くておすすめです。
3大キャリアは無制限かつスピードも出るので、料金はかさみますが、テザリングでも問題無く利用できる場合が多いです。
格安SIMを利用したい方は、別途でネット回線を契約するのも手です。
回線速度を上げるにはネット回線を乗り換えるのが一番
ここまで回線速度を上げる方法について紹介していきましたが、2022年現在、設定の変更や、自宅で簡単にできるテクニックで速度が改善することは、残念ながらほとんどありません。
改善策を試しても遅い場合、ネット回線を乗り換えるしか手段がありません。ネット回線を乗り換える際に選択肢は色々とありますが、品質を重視するのであれば「光回線」がおすすめです。
平均速度 | |
---|---|
光回線 | 平均速度(下り):328.8Mbps 平均速度(上り):260.9Mbps ping値:27.2ms |
ADSL | 平均速度(下り):12.7Mbps 平均速度(上り):3.5Mbps ping値:59.6ms |
ケーブルテレビ回線 | 平均速度(下り):170.3Mbps 平均速度(上り):26.9Mbps ping値:41.9ms |
モバイル回線(携帯キャリア) | 平均速度(下り):105.9Mbps 平均速度(上り):18.5Mbps ping値:58.4ms |
引用:みんなのネット回線速度より(2022年5月の直近3ヶ月データ)
上記の通り、光回線の速度は圧倒的で、基本的に速度に不満がある方は光回線に乗り換えることをおすすめします。
光回線にも種類がたくさんありますが、「フレッツ光・光コラボの場合:IPv6 IPoE通信を利用する」でも解説した通り「IPoE通信」に対応した光回線を使うのが大前提となります。IPoEに対応していれば混雑時でも快適に通信することが可能です。
そのほか、上記の平均値を基準に比べてみて、通信速度が速いサービスを選択する、という手法も1つの手です。
なお、光回線は「工事」が原則必須となります。自宅が工事可能かどうかは、サービスサイトに対応エリアを確認するツールがありますので、そちらより確認してみてください。
速い光回線へ乗り換える際は「GameWith光」がおすすめ
回線速度を上げるための乗り換え先をお探しの場合、オンラインゲーム向けの光回線「GameWith光」がおすすめです。
GameWith光を提供する「GameWith」は、ゲームの攻略メディアやYouTuber、eスポーツチームの運営などを行っています。GameWith光はその名の通り「ゲームに特化」した光回線サービスです。
ゲームは光回線の用途の中でもスペックを求められる方なので、ゲーム以外の用途で使用する際にも快適になると考えられます。
ゲームはもちろん、ゲーム以外でも快適に使える光回線ですので、ぜひご利用を検討してみてください。
「GameWith光」がおすすめな5つの理由
「GameWith光」をおすすめしたい理由は大きく分けて5つあります。GameWith光の大きな特徴でもあるので、チェックしてみてください。
1.GameWith光の専用帯域を確保
「GameWith光」は専用帯域を確保しています。
従来の回線はさまざまな会社が利用しているもので、時間帯によってはラグが発生し、遅延もひどくなります。道路との渋滞のように、混み合うことも多いのです。
しかし、「GameWith光」では専用の帯域を確保しているので、外部ユーザーによる遅延を回避でき、ゲームの大型アップデート後などに起こりやすい遅延にも対応できます。
専用帯域の確保は他社光回線でも中々ない特徴であり、GameWith光が少しだけ料金が高い理由の1つでもあります。
2.混雑を避けられる最新通信方式「IPv4 over IPv6」
「GameWith光」ではDS-Lite方式を利用した新通信方式「IPv4 over IPv6」を採用しています。
光コラボ回線では一般的になりつつあるIPoE方式ですが、GameWith光では「アルテリアネットワークス」が提供する「クロスパス」というサービスを採用しています。
「IPv4 over IPv6」の採用により、遅延が少なく、ゲームだけでなく動画視聴など様々なインターネットが快適に楽しめます。
3.最短距離で各ゲームサーバーと接続
この特徴はゲームを遊ぶ方向けのメリットになるのですが…、
GameWith光は各ゲームタイトルが設置されているサーバーと直接接続しており、サーバーまでの経路が最適化されています。
直接接続する事で、経路が長くがってしまう他社回線と比べると、経路が短い分「ping」が低く抑える事ができ、専用の経路なのでアクセス集中時のラグを防ぐ事も可能です。
この「最短経路で直接接続」というのは、他社の光回線だと中々ありません。「オンラインゲーム向け」のGameWith光の大きな特徴の1つです。
4.ユーザー数が増えた場合は帯域も増速
光回線はユーザー数が多くなると「帯域」という通信の通り道が逼迫してしまい、通信速度の低下に繋がってしまいます。
そこで、GameWith光ではユーザーが新たに増えた場合でも帯域を増速する事で、通信速度が低下しないよう管理していきます。
利用者が増えて混雑してしまい、通信速度が低下してしまうというのは光回線ではよくある事ですが、GameWith光ではその点、安心して使い続ける事が可能です。
5.GameWith eSports Fortnite部門所属「えいむ選手」も利用
eスポーツ選手である「えいむ選手」もGameWith光を利用しています。
フォートナイトの大会にも出場しており、安定してプレイすることができたとコメントしています。
プロゲーマーは大会や練習以外にも動画配信、投稿などを兼ねている方が多いです。そのため、回線環境が重要な職種の1つでもあります。
GameWith光は前述した特徴により快適な光回線となっています。プロゲーマーの方にも是非使って貰いたい光回線です。
「GameWith光」の料金とキャンペーンについて
戸建て | マンション | |
---|---|---|
月額料金(税込) | 6,160円 | 4,840円 |
契約手数料(税込) | 2,200円 | 2,200円 |
キャンペーン | ・月額料金が1ヶ月無料 ・15日以内なら違約金・月額費用・手数料無料で解約可能 |
「GameWith光」の月額料金は戸建ての方で6,160円、マンションなどの集合住宅にお住まいの方は4,840円となっています。
他社の光回線と比べると、少しだけ高めの料金設定となっています。オンラインゲーム向けの光回線という事で独自の特徴があり、その分コストがかかってしまっています。
現在は月額料金が1ヶ月無料になるキャンペーンと、15日以内なら違約金・月額費用・手数料無料(工事費は自己負担)で解約可能なキャンペーンを実施しています。
「GameWith光」の工事費について
工事費 | ||
---|---|---|
フレッツ光/コラボ光を利用中の方 | 0円 | |
その他回線を利用中/未利用の方 | 立ち合い工事有り (屋内配線の新設有り) | ファミリー:22,000円 マンション:22,000円 |
立ち合い工事有り (屋内配線の新設無し) | 11,660円 | |
立ち合い工事なし | 2,200円 |
「GameWith光」の工事費ですが、フレッツ光や光コラボ回線を利用している方は工事費用がかかりません。
その他の回線を利用している方は、立ち合い工事がある場合は22,000円、立ち合い工事なしの場合は3,300円です。標準的な工事費となっています。
まとめ
今回は回線速度を向上させる方法についてご紹介しましたが、基本的には回線を乗り換えるのが得策です。
しかし、今回ご紹介した方法、特にホームルーターの位置を変えるなどで改善するケースもありますので、ぜひ有効に見える対策がありましたら、試してみてください。